《思い出のとき修理します》

《思い出のとき修理します》 著〉 谷瑞恵
恋人も仕事もなくして、祖父母が理髪店をしていた場所に引っ越してきた明里が主人公です。
短編の連作で、タイトル通りちょっとノスタルジーな話しになっています。
ただ、とあるエピソードに納得がいきません。
ある女性には生まれたときから父親はいないとされていたのですが、実は誰もいかないようなところの写真を撮る人だったので、元々いないということにしていたんじゃないかって。
子供に対するやさしさとしてあったけど、そんなの全然優しくないし父親のエゴじゃないですか。
母親だってそれを承知して、父親が帰国してきたときだけ写真館で娘には父親だと知らせず写真を撮るって違和感があります。
変に美化しているだけで酷いエピソードとしか思えません。